TV番組レビュー:情熱大陸「教育You Tuber 葉一」
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今回は11月29日に放送された
情熱大陸のレビューを書きます。
この方のことは全く知りませんでしたが
同じく知らない私のような子を持つ親は
一見の価値があると思いました。
小学生から高校生のお子さんがいる
保護者にオススメです。
対応しているのは小3~高校生
”再生回数3億5千万!無料の授業がスゴい”
こう紹介されていたのが
教育You Tuberの葉一(はいち)さん。
小学生と保育園児の息子さんを持つお父さんです。
チャンネル名は とある男が授業をしてみた
以下は放送後の(授業ではない)動画です。
学生に向けたメッセージです。
保護者こそ観るべきだと思ったので
共有させてもらいます。
こういう言葉を伝えてくれる方です。
放送では登録者数114万人とされていますが
今確認したら119万人になっていました。
情報はどんどん変わるかと思いますが、
とりあえず放送内容のレビューを続けます。
番組冒頭では
算数、理科、古文の授業撮影の場面が
映されました。
算数の授業で打ち上げ花火という
表現が出てきたかと思えば、
化学反応の説明で
「原子の数合わせゲーム」と言ってみたり。
古文の説明では
「ちゃんと訳しすぎて意味がつかめない」と
子供達の気持ちを代弁するような
話し方にもなっていました。
初めて観ても”わかりやすそう”って
印象を受けました。
少なくとも「あぁ・・・勉強かぁ」って
暗い気分にはならないと思います。
授業の対象者は小学3年生から高校生まで。
すでに3500本の授業動画がUPされているそう。
授業は1本20分弱で編集無し。
紹介された授業を観ると
ちょっと変わった説明の仕方をされています。
講演会に呼ばれることも多いとのこと。
「最初は不安があったけど、
身近なもので学べてつながってる感が強い」
ってインタビューで応えている
保護者の映像も流れました。
「基礎が必要な子って分からない問題が多すぎるからとばす。
そしてやる気がなくなる。そういうハードルをなくしたい。」
葉一さんはそのように言います。
You Tubeを使う理由
元々は教師を志していた葉一さん。
教育実習をするものの進路を変え、
教材セールスマンなどを経て
塾講師になったそうです。
そしてその中で
家庭の所得事情で教育に差が出るという
状況を知ったと言います。
「仕方がないで済ませちゃいけない。」
その考えから動画作成を開始したそうです。
葉一さんはチャンネルを開設して
8年になるとのこと。
始めた頃から順調だったわけじゃなくて
「偽善者」と批判されてたって話していました。
この言葉、災害があった時などにも
よく聞こえてきますよね。
助けになろうとしてくれる人に対して
売名行為って言ってみたり。
今の世の中って、
善良な人を素直にありがとうと
受け取れない人って多いんですよね。
子供達は素直に受け取るのに。
そう考える理由があるからっていう人も
もちろんいるとは思いますが
それは決して「全部」ではないですよね。
葉一さんが始めた頃は
このような動画がなかったそうです。
先駆者はどんな時でも
叩かれるもんなんですね・・・。
だけど葉一さんがそれに負けず
ずっと続けてきたからこそ
沢山の子供達が助けられてきたわけで。
動画のコメントを見ると
それがよくわかります。
授業を受ける子供側の気持ちを考える
各授業の説明を聞いていると気付きますが
わかりやすい言葉に言い換えていたのが
印象に強く残りました。
これは葉一さんも話していまいた。
「足す」を「プレゼント」に言い換える。
それだけでグッと頭にイメージしやすくなる。
「楽しい言葉を使うと
難しくないんじゃないか?って思ってもらえる」
そう、楽しくなければ続かない。
勉強に限らず全てに通じることですよね。
簡単なことかもってイメージさせることが
重要なのかなって思います。
難しそうだって思うと
何を説明されても頭が拒否しますから。
それと動画をあえて編集しない理由も
話していました。
動画って編集が当たり前って
思ってましたが・・・。
「編集するほど機械的になって無機質になる。」
・・・確かに。
「先生達が熱く語ったりとか
頑張っている姿に感化されて
子どもたちは動く」
「できる限り人の心を届けるんだったら
やっぱり編集は入れちゃダメ」
だから酸欠になってまでも授業をする。
だからその思いはしっかり観る子供達を
惹き付ける。
番組中盤には
葉一さんが息子くんにテスト結果を見て
声を掛ける部分があります。
「答えが分かんないことが苦手だからね。
分かってるなら苦手じゃないぞ。
やらなきゃいけないのは
問題をちゃんと読むことだけ。」
と伝えています。
暗黒時代があったという葉一さん。
順調じゃなかったからこそ
分からない子供の気持ちを理解した
授業ができるんですね。
この葉一さんの書籍が12月に発売されます。
お子さんが読むのも良いとは思いますが
その前に保護者こそ
子供のために理解を深めるべきでは?
教育の在り方がもっと変わるかも
番組には松丸君も出てきました。
くじけない勉強法の対談をするそうで。
この2人が組むんだったら
楽しく勉強する方法を
教えてくれるような気がします。
番組最後には、葉一さんの息子くんの
夢を教えてくれました。
それは
「パパみたいなYou Tuber」。
人の役に立つ親の姿を見続けたら
自然に考えることですよね。
今は学校教育もどんどん
PCやタブレットで学習する方法を
取り入れています。
子供を対象にした学習だけじゃなくて
大人でも参考にする動画が
沢山作られています。
コロナ禍の今だからこそ余計に思います。
インターネットって凄いなと。
使い方を間違わなければ
こんなに沢山の人の役に立つ。
学校からは何度も何度も
スマホの使い方について指導されていますが。
子供の多くがYou Tuberになりたいって
よく言いますが。
子供達がなりたいって思うYou Tuberって
どんな姿なんでしょうね。
大人がサラッと
「そんなの簡単なことじゃない」
「現実を見ろ」って言うような
将来性のない姿なんでしょうか。
葉一さんもYou Tuberですが。
子供達って楽しむためだけに
端末を使ってるんでしょうか。
子供達がYou Tuberになりたいって言ったら・・・
否定的な言葉をかけるんじゃなくって
人の役に立つ動画を配信するような
大人に育てていけたら凄いと思いません?